漢語中的非和製漢語日語漢字借詞
與引入其他語言專有名詞時常使用音譯的作法不同,大多數日語人名、地名等專有名詞常以漢字形式直接引入漢語。專有名詞以外,日語中的一般詞彙亦有部分直接以漢字寫法引入漢語,此為漢字文化圈中獨有的一種現象。
日語中的和製漢語符合漢語一貫的造詞習慣,在漢字文化圈中可無障礙傳播流通,而日語中非和製漢語詞彙的漢字寫法有許多並不符合漢語的造詞習慣,甚至有語序與漢語相反之例。但由於其使用的漢字與詞義密切相關,因此在漢語中亦常直接引入。
此種詞彙的引入方式類似借譯,但又有所不同,借譯是根據外語的字面意思進行逐詞翻譯,而日語中非和製漢語詞彙的引入則跳過了翻譯的步驟,直接借用了日語中的漢字詞彙。
例
編輯以下為漢語中的非和製漢語日語漢字借詞之例。
由音讀與訓讀混合組成的詞彙不能視為漢語詞。而有些在日語中常使用的漢語詞最初是以和語詞的形式存在,而後由和語詞的漢字寫法轉為和製漢語詞(和語轉換型和製漢語),再被引入漢語當中。
通用
編輯下面的詞語被借入漢語後,已成為通用詞彙,並廣為使用。
- 赤字(あかじ):赤字
- 赤潮(あかしお):赤潮
- 空き巣・空巣(あきす):空巢
- 味の素(あじのもと)[1]:味素,味之素
- 新手(あらて):新手
- 暗箱(あんばこ):暗箱
- 意識の流れ(いしきのながれ):意識流
- 浮彫(うきぼり):浮雕
- 後ろ盾(うしろだて):後盾
- 歌い手(うたいて)・歌手(かしゅ):歌手
- 打ち消す(うちけす):打消
- 内幕(うちまく):內幕
- 海鳴り(うみなり)・海鳴(かいめい):海鳴
- 売り場・売場(うりば):賣場
- 大掃除(おおそうじ):大掃除
- 置き換える・置換える(おきかえる)・置換(ちかん):置換
- 親子(おやこ・しんし)[2]:親子
- 掛図(かけず):掛圖
- 火葬場(かそうば):火葬場
- ~型(~かた)
- 大型(おおがた):大型
- 中型(ちゅうがた):中型
- 小型(こがた):小型
- 新型(しんがた):新型
- 亜型(あがた):亞型
- 頭高型(あたまだかがた):頭高型
- 中高型(なかだかがた):中高型
- 尾高型(おだかがた):尾高型
- 平板型(へいばんがた):平板型
- 片面(かためん):片面
- 壁紙(かべがみ):壁紙
- 髪型(かみがた):髮型
- 記念日(きねんび)[3]:紀念日
- 切り換える・切換える(きりかえる):切換
- 楔形文字(くさびがたもじ・せっけいもじ):楔形文字
- 口紅(くちべに):口紅
- ~組(~くみ):~組
- 組合(くみあい):組合(名詞)
- 組曲(くみきょく):組曲
- 黒幕(くろまく):黑幕
- 現場(げんば・げんじょう):現場
- 恋人(こいびと):戀人
- 工場(こうば・こうじょう):工場,工廠
- 高利貸し(こうりがし):高利貸
- 心の声(こころのこえ):心聲
- 先駆け(さきがけ)・先駆(せんく):先驅
- 三角洲(さんかくす):三角洲
- 死神(しにがみ):死神
- 島国(しまぐに):島國
- 職場(しょくば):職場
- 抱き枕(だきまくら):抱枕
- 但書(ただしがき):但書
- 立場(たちば):立場
- 竜巻(たつまき)[2][4][5]:龍捲風
- 付け加える・付加える(つけくわえる)・付加(ふか)[3]:附加
- 積み木・積木(つみき):積木
- 手足口病(てあしくちびょう):手足口病
- 敵方(てきがた):敵方
- 手提げ(てさげ)[4][5]:手提包
- 手続き(てつづき):手續
- 飛び地・飛地(とびち):飛地
- 取り消す・取消す(とりけす):取消
- 取り締まる・取締まる・取締る(とりしまる)[6]:取締
- 泥沼(どろぬま):泥沼
- 苗床(なえどこ):苗床
- 中継ぎ(なかつぎ)・中継(ちゅうけい):中繼
- 音色(ねいろ・おんしょく):音色
- ~場(~ば):~場
- 場合(ばあい):場合
- 場所(ばしょ):場所
- 場面(ばめん):場面
- 初恋(はつこい):初戀
- ~幅(~はば)
- 大幅(おおはば):大幅
- 小幅(こはば):小幅
- 引き渡す・引渡す(ひきわたす)[6]:引渡[7]
- 人質(ひとじち)[2]:人質
- 人手(ひとで)[2]:人手
- 独り身(ひとりみ)・独身(どくしん)[2]:獨身
- 雛形(ひながた)[2]:雛形
- 広場(ひろば):廣場
- 見習う(みならう):見習
- 未払い(みはらい)[3]:未付
- 目標(めじるし・もくひょう):目標
- 雇い主(やといぬし):僱主
- 譲り渡す・譲渡す(ゆずりわたす):讓渡[7]
- 読み物・読物(よみもの):讀物
- 若虫(わかむし):若蟲
日本文化
編輯以下詞彙多為專有詞,或於最近數年借入,多數反映日本文化或日本特有事物,但在中文中並非通用詞語。由於借詞方法仍屬於基於漢字寫法引入中文的日文和語詞彙,故一併列出供參考。
- 合気道(あいきどう)
- 味付け(あじつけ)
- 甘酒(あまざけ)
- 天照大神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)
- 泡盛(あわもり)
- 居合道(いあいどう)
- 居酒屋(いざかや)
- 浮世絵(うきよえ)
- 氏神(うじがみ)
- 梅干し(うめぼし)
- 大奥(おおおく)
- 推し倒す(おしたおす)
- 御節料理(おせちりょうり)
- 御宅(おたく)
- 乙女(おとめ)
- 御姉(おねえ)
- 御守(おまもり)
- 折り紙(おりがみ)
- 係り結び(かかりむすび)
- 仮名(かな)
- 送り仮名(おくりがな)
- 片仮名(かたかな)
- 平仮名(ひらがな)
- 振り仮名(ふりがな)
- 仮名遣い(かなづかい)
- 彼女(かのじょ)
- 彼氏(かれし)
- 歌舞伎(かぶき)[8]
- 株式会社(かぶしきがいしゃ)
- 神隠し(かみかくし)
- 神風(かみかぜ)
- 空手(からて)[4][5]:空手道
- 唐破風(からはふ)
- 狩衣(かりぎぬ)
- 蒲鉾(かまぼこ)
- 黒歴史(くろれきし)
- 毛蟹(けがに)
- 剣玉・拳玉(けんだま)
- 恋歌(こいうた・こいか・れんか)
- 子役(こやく)
- 座敷童子(ざしきわらし)
- 刺身(さしみ)
- 猿楽(さるがく)
- 潮吹き(しおふき)
- 汁粉(しるこ)
- 寿司(すし)[8]
- 握り寿司(にぎりずし)
- 太巻き寿司(ふとまきずし)
- 相撲(すもう)
- 大相撲(おおずもう)
- 番付(ばんづけ)
- 横綱(よこづな)
- 大関(おおぜき)
- 関脇(せきわけ・せきわき)
- 小結(こむすび)
- 三役(さんやく)*
- 前頭(まえがしら)
- 十両(じゅうりょう)*
- 関取(せきとり)
- 幕下(まくした)
- 三段目(さんだんめ)
- 序二段(じょにだん)
- 序ノ口(じょのくち)
- 更多
- 攻め(せめ)・受け(うけ)
- 空耳(そらみみ)
- ~代目(~だいめ)
- 団子(だんご)
- 衝立障子(ついたてしょうじ)
- ~月
- 睦月(むつき)
- 如月(きさらぎ)
- 弥生(やよい)
- 卯月(うづき)
- 皐月(さつき)
- 水無月(みなづき)
- 文月(ふみづき)
- 葉月(はづき)
- 長月(ながつき)
- 神無月(かんなづき)
- 霜月(しもつき)
- 師走(しわす)
- 槌之子(つちのこ)
- 使い魔(つかいま)
- 手札(てふだ)
- 寺子屋(てらこや)
- 天然呆け(てんねんぼけ)
- 天麩羅・天婦羅(てんぷら)
- 遠目(とおめ)
- 留袖(とめそで)・振袖(ふりそで)
- 豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)
- 取締役(とりしまりやく)
- ~丼(~どん)
- 中出し(なかだし)
- 七草粥(ななくさがゆ)
- 涙目(なみだめ)
- ~煮(~に)
- 芋煮(いもに)
- 関東煮(かんとうに・かんとうだき)
- 佃煮(つくだに)
- 大和煮(やまとに)
- 女体盛り(にょたいもり)
- ~人組(~にんぐみ)
- 猫又(ねこまた)
- 猫耳(ねこみみ)
- 化け猫(ばけねこ)
- 旗本(はたもと)
- 鉢巻(はちまき)
- 初詣(はつもうで)
- 花火(はなび)
- 花札(はなふだ)
- 花水木(はなみずき)
- 花婿(はなむこ)
- 花嫁(はなよめ)
- 埴輪(はにわ)
- 破魔矢(はまや)
- 腹黒い(はらぐろい)
- 番組(ばんぐみ)
- 裏番組(うらばんぐみ)
- 菱餅(ひしもち)
- 必殺技(ひっさつわざ)
- 人妻(ひとづま)
- 雛菊(ひなぎく)
- 雛祭り(ひなまつり)
- 日之丸(ひのまる)
- 日の本(ひのもと)・日本(にっぽん・にほん)
- ~姫(~ひめ)
- 歌姫(うたひめ)
- 舞姫(まいひめ)
- 百人斬り(ひゃくにんぎり)
- 吹き替え(ふきかえ)
- 福引き(ふくびき)
- 福袋(ふくぶくろ)
- 火影(ほかげ)
- 星屑(ほしくず)
- 魔法使い(まほうつかい)
- 豆知識(まめちしき)
- 水着(みずぎ)
- 味噌(みそ)[8]
- 娘(むすめ)
- 萌え(もえ)
- 萌葱(もえぎ)
- ~文字(~もじ)
- 絵文字(えもじ)
- 顔文字(かおもじ)
- 頭文字(かしらもじ)
- 物語(ものがたり)
- 竹取物語(たけとりものがたり)
- ~焼き(~やき)
- 御好み焼き(おこのみやき)
- 串焼き(くしやき)
- 鋤焼き(すきやき)
- 鯛焼き(たいやき)
- 銅鑼焼き(どらやき)
- 鉄板焼き(てっぱんやき)
- 照り焼き(てりやき)
- 人形焼き(にんぎょうやき)
- 八ツ橋(やつはし)
- 大和撫子(やまとなでしこ)
- 寄木細工(よせぎざいく)
- ~読み(~よみ)
- 音読み(おんよみ)
- 訓読み(くんよみ)
- 棒読み(ぼうよみ)
- 湯桶読み(ゆとうよみ)
- 重箱読み(じゅうばこよみ)
- 若手(わかて)
- 素人(しろうと)
註釋
編輯- ↑ 僅部分地區使用此詞語。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 雖然古代漢語亦有此組合,但與現代用法不一。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 中文寫法現已與此不一致。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 引入中文後,在詞尾加上一字表示該名詞的屬性,這屬於一類特殊的譯法,類比cocktail:雞尾+酒,beer:啤+酒。參見王力《漢語史稿》。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 王力. 第四章第五十六節:鴉片戰爭以後的新詞. 《漢語史稿》. 中華書局. 2004. ISBN 9787101015539.
- ↑ 6.0 6.1 相比日語,現代漢語借入後意義範圍縮小
- ↑ 7.0 7.1 梁容若. 《中日文化交流史論》. 中國: 北京商務印書館. 1985 (中文(中國大陸)).
- ↑ 8.0 8.1 8.2 原為和語,漢字為宛字,即借用字,雖然皆對應音讀,但不屬於漢語詞。
參考文獻
編輯- 王力,《漢語史稿》,中華書局(2004)。